大人は文字を、子供は絵を読んでいる の巻き
読み聞かせの体験 あれこれ
子供が生まれてしばらくは、なんとなく赤ちゃん絵本を、なんとなく順番に数冊読んでいました。
その後、知人に誘われて絵本の講演会やクレヨンハウスさんのイベントに出掛けてみたり、自分で読み聞かせに関する本を読み漁ってみたり。
半信半疑ながらも、子供と一緒に試行錯誤していると、読み方が変わり、読む本が変わり、おっしゃる通りだなと思うことも多々感じるようになりました。
その中の1つ 『子供は、絵を読んでいる』
文字をまだ読めない子供は、膝に座って、背中から聞こえる親の声を頼りに、絵を隅々まで見ている感じ。
最初は無反応で、嫌なのかな? 興味がないのかな? と思う本でも、何かを貯金しているかのように、ある日、場面場面の色んな気づきや自分の考えをどんどん話し始めました。文字を優先しがちな私には思いつかないような発見ばかり。
動かない絵が、子供の頭のなかでは、動画のようにどうも動いている様子。
是非とも、子供のペースで、子供とお付き合いしてみて下さい。見えていない面白い発見もありますよ。
絵を読んでいると確信したのは、間違い探しの本にハマっていた時期。
とにかく間違いを見つけるスピードが速い。大人が見つけられないものまで難なく見つけてしまう。
車に乗っていても、「あの看板と同じ看板が、〇〇にもあったよ」って。えっ?まじ?
ひらがなやカタカナを教えてないにもかかわらず、段々、自分で本を読みだすようになって。
きっと、大人の概念とは違って、文字すら、絵という大きなカテゴリの中の一部なのかなと感じました。あくまでも、個人的な感想ですが…。
《時々、あとがき》
今日、子供がネットで注文したユニクロのTシャツを店舗に引き取りに。
【呪術廻戦 UT グラフィックTシャツ 五条 悟】です。
これ面白いよって、子供が勧めてくれた漫画で、私も単行本が出るのを楽しみにしている読者の1人です。漢字検定一級の漢字も出てきたり、とにかく発想に圧倒されています。まぁ、それはいいんですが。
この購入したTシャツの絵の中に、出てくる今日覚えた漢字。『茈』
「むらさき」と読むんです。万葉歌にもでてくる植物の名前だそうです。
賢くなりました。芥見下々先生 有難うございます。ちゃんと単行本も読んでいたにもかかわらず、読めず。知恵袋で勉強しました。
今日 ご紹介したい本です。
「想像してごらん… きみはチョウになる」(ジョアンヌ・ライダー文/リン・チェリー画/みらいなな訳 童話屋 発行)
チョウの成長を描いた絵本です。絵がとてもリアルで綺麗な為、私物の写真を載せたいくらいなのですが、著作権の都合もあり、又、品切れ中なのが残念です。子供も草むらの中で、チョウを観察している気分になるようで、図書館ででも手に取るチャンスがあれば読んでみて下さい。
絵を読むたびに、発見があるそうで、子供達が大好きな本です。こんな自然の秘密基地が欲しいそうです。図書館で見つけてみて下さい。 「森のかくれが」(下田智美 ブロンズ新社 発行)