チャント母さんの絵本の中を覗いてみれば

~絵本や本を通して、ふと思い出したことを綴ります~

「真綿(まわた)で首を締める」の真綿って… の巻き

動物性ですよ~。

真綿って、絹(=蚕の繭)から作られるので、植物性の木綿綿とは違います。

コットンではなく、シルクです。

まぁ、個人的には、大~きく捉えて、動物性の羽毛布団と同じカテゴリじゃないかと、勝手に思っています。「軽くて、暖かい」っていうのが、同じ…。

 

 

f:id:kurenainoyashio:20211003182752j:plain「切り花で頂いたコットンの種を鉢植えで植えてみました。

収穫したものが、写真のものです。

種からむしり取らないと、綿が外れません。

この種を絞ると、スーパーで販売されている綿実油ですね。」

 

 

 

 

 

 

今のところ、両親は健在ですが、時折、実家に帰っては、家の中をこまごまと整理中です。

親御様が他界された友人曰く、実家の1階部分だけの片付け(家財の処分)で、40万近くかかったと言うものだから、今から少しずつ…と思っています。

 

母が、圧縮袋に入れたままの、【ほぼ未使用】の来客用の布団をどう処分しようか?というので、業者さんに打ち直しをしてもらって、我が家で使用することにしました。

実は、母の言う、【ほぼ未使用品】という部分に半信半疑だったのです。

フリマサイトでいうところの、商品の状態のランク分け。「お母さんのいう事、ホントかなぁ~? 思い違いじゃないの?」っていう感じ。

 

家の布団は、木綿綿です。

布団屋さんでは、生地の側面を少し切って、その隙間から、少々の綿を引っ張り出して、指で触りながら、綿の状態や質を確かめるのですね。

綿に適度な油が感じられ、綿の繊維もしっかりしている、使用感のない高級綿ですよと言って頂きました。

元々の木綿綿には、油が含まれていて、フワッとした感じがあるそうです。

布団の丸洗いをすると、汚れも落ちる代わりに、本来、微量に含まれている綿の油も落としてしまうそうなのです。

結局、丸洗いせずに、打ち直しと、生地の交換で、出来上がったフワフワのお布団で、今は寝ています。

「お母さん、有難う。いつも疑り深い娘で、ゴメンよ。」

 

色々とお尋ねして、腑に落ちたのが、薬局で購入する【脱脂綿】。脱脂しているから、目が詰まって、ギュッとした綿なんですね。勉強になったわ~。

今日、ご紹介する本は、羊毛がテーマの本です。

羊の刈った毛が、洋服になる過程が、わかる本で、スウェーデンの作家さんの本です。初版が1912年で、素朴な雰囲気なので、正直、一度読んで、感動するという本ではないかもしれません。子供が自分の着る洋服の成り立ちを知るには、よい本だと思っています。