仏の御石(みいし)の鉢(はち)・・・と聞いて、思い浮かぶもの。
蓬莱(ほうらい)の玉の枝 / 龍の首の珠 / 火鼠(かそ、ひねずみ)の皮衣 / 燕(つばめ)の子安貝
これ、「竹取物語」で、かぐや姫が五人の求婚者に対して、要求した難解な五つの宝物です。
冒頭、「今は 昔 竹取の翁(おきな)といふものありけり~」で始まる、日本最古の物語とされています。
確か、中学の古典で習ったような記憶が・・・。
先日、ご紹介した にほんごであそぼ のかるたにも入っています。
調べてみると、竹取物語も、色々な角度から、学術的な考察をされている方が多いのですね。
正直、驚きました。五行にもつながるご研究をなさっている方もおられて。
私自身、この五つの宝物、全部、made in China かぁ~なんて思って・・・。
こんな程度です、私。(-_-;)
平安時代ということで、中国の影響を大いに受けていますね。
上の五宝に関しては、すこし空いた時間があり、軽く何か読みたい気分で、
『「深川二幸堂 菓子こよみ」 知野みさき 著 大和書房』全三巻を読んでいる中で、出てきたものです。
他に、「天網恢恢疎(てんもう かいかい そ)にして漏らさず」という文章も出てきて、はて?これはどんな意味だったかな?と、軽く読みながら、知識を増やす時間を持つことが出来ました。
【「天罰を逃れることは、決して出来ない」老子/出典】という意味です。
読後は、おいしい和菓子がたべたいなぁ~という気分に。ふふふふ(^o^)丿
最新刊の『「あきない世傳(せいでん)金と銀13」高田郁 著 角川ハルキ文庫』は、発売日(2022/08)に購入しているのですが、夫が先に読み始めて、読み始めるタイミングを逃してしまった。一気に読まないから、遅いんですよね、夫は。
絵本ではないのですが、
こんな古い本を紹介するのもいかがなものか…と思って、一旦、横に置いておいた本ですが、ふと思うは神心とも申しますので、ご紹介します。
『「宣戦布告 上・下」 麻生幾 著 講談社 1998/3/1 加筆完全版2001/3/15』
加筆版では、カメラの種類や公安、スパイの描写、少しずつ変わっているようです。
2003年に、有事法制の枠組みが整備されたりと、初版の時代とは、若干、日本国の在り方も変化はしていますし、レビューをつらつらと読んでいくと、こういうジャンルに詳しい方は、色々とツッコミどころを書いて下さっていて、成程とは思います。ただ、小説と割り切って読むことをお勧め致します。
今年、公開の「トップガン マーベリック」も、あえて敵国を明確にはしていません。
(前作1986年の「トップガン」も、ちゃんと、昭和時代の映画館でみてますよ。今年のトムも素敵だった~)
この小説に関しても、個人的に、作者があえてぼかして執筆された部分があるかも…と深読みしています。
どの視点で読むかによって、感想は色々だと思いますが、面白い本です。そして、考えさせられる本です。
”あちらを立てれば、こちらが立たず” トホホホ、日本って、こんな国なんだよなぁ…と思わざるを得ない気持ちになりますが、読後は、ニュースの見方も変わるのではないかと思います。
米沢藩を再建していく小説です。信念をもって、改革を遂行していくのですが、山あり谷ありで。希望という火種を灯し続け、その火種を分け合っていく。
胸が熱くなる良書だと思います。
子供にも、一度は読んでおいて欲しいなという気持ちで、ご紹介します