チャント母さんの絵本の中を覗いてみれば

~絵本や本を通して、ふと思い出したことを綴ります~

では、クイズ。「100万回死んだねこ」って、どんな本かな?

おぼえてる?

ちょっと意地悪な質問を、うちの子供にしました。

案の定、「こんな感じのネコの顔が表紙になっている絵本で… 」と色々と説明をしていたのですが、途中で、あれっ?と気付いたみたい。

 

「死んでない、生きてるよね!!」 (* ̄▽ ̄)フフフッ♪

『「100万回生きたねこ」 佐野洋子 作・絵 講談社』が、正式な題名です。

 

このクイズを出すきっかけになった本のタイトルが、『「福井県立図書館 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」 編集者 福井県立図書館 講談社(2021年発行)」です。ちょうど今読んでいます。

 

図書館の利用者が、目的の本にたどり着けるように、司書さんがお手伝い下さるわけですが、そのキーワードや情報を基に、どう対応したかという記録集です。

 

サクサク読める本なのですが、司書さんに、「○○というタイトルの本はありますか?」と、尋ねた時の、〇〇に入るワードが、案外、皆さん、うろ覚えなんですね。半分くらいしか合致してない。私だけかと思ったら、結構いらっしゃる。笑笑。

 

例えば、本の事例から~

『からすのどろぼうやさん』を探してます。

『トコトコ公太郎』という本を探してるんだけどね……

男の子の名前で『なんとかのカバン』って本あるかしら?

 

正解のようで、何か違ってるような、なんだか面白い。

 

かこさとし≫の絵本に、「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」があります。

≪河合リツ子≫の、「とっとこハム太郎」。

お探しの本が、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」だったようですが、私は、≪島田ゆか≫の「かばんうりのガラゴ」かな?と思いました。しかも、「ガラゴ」なのに、「ガラコ」って覚えている自分に、今頃、気が付いた。

もう、嫌になる~。(>_<)

 

福井県立図書館のホームページ内に、「覚え違いタイトル集」というサイトがあるようですね、巻末に書かれていました。

詳細に本の内容を書くことが出来ないので、機会があれば、この本を手に取るなり、サイトを覗いてみるなり、楽しい時間を過ごしてみて下さい。

 

私が子供の頃の記憶では、地域の図書館は、気軽に本を借りるところというより、何か調べものをしに、資料を見に行く場所という感覚でした。

 

今、住まう地域には、図書館が10あり、キッチンカ―のような車の動く図書館も巡回しています。豊富な絵本や児童書があり、読み聞かせのお話会やもの作りの企画があり、子育て中は、子どもが喜ぶ遊び場の1つでもありました。

自治体によって違うのか?、時代が違うからなのか? どうでしょうか?

 

10年以上前に、『本屋さんのない町は、発展性(伸びしろ)のない町です。』という話を耳にしたことがあります。

私自身も、学生時代に書店のアルバイトをしており、薄利多売でなかなか大きな儲けにはならないことは知っています。

今では、電車の中で、『週間 少年○○』なんて漫画雑誌を読んでいる人もいませんしね。

漫画でも、雑誌でも、文字を読んでいるだけ、良かったのかもしれません。

物理的にも、精神的にも、ゆとりというのか、一種の豊かさの象徴ようなものが、本にはあるように思います。(個人的な見解ですが。)

 

ぜひぜひ、老眼がすすむ前に、本はどんどん読んでくださいね。(^o^)丿