暑すぎても、ダメなのね。
お家で、家庭菜園をされている方からお聞きしました。
今年は、なすもきゅうりも、ほぼ全滅らしく、いくら忘れずに水やりをしても、さすがにこの暑さに、野菜も息切れ状態に。
”実がなる” とは言い難く、干したような実がぶら下がっていて、およそ食べられるようなものではないそうです。
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今年は、なすもきゅうりも、ほぼ全滅らしく、いくら忘れずに水やりをしても、さすがにこの暑さに、野菜も息切れ状態に。
”実がなる” とは言い難く、干したような実がぶら下がっていて、およそ食べられるようなものではないそうです。
続きを読む接客中に、お嬢さん達と話していると、『確かに!!』『納得‼』、そう言って相槌を打たれます。『いいね‼』と、連続でワンクリックするように、端的なんです。
やけに耳に残るので、やたらと増えたなぁ~と、より感じるのです。
続きを読む*こぐまちゃんシリーズをちょっと検索しましたら、
「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家 わかやまけんの世界」
わかやまけん氏の創作全貌を紹介する、はじめての展覧会が、北九州市立美術館分館にて、開催されています。~1/23(日)までですが、お近くの方はまだ間に合いますね。
2022.3.19 (土)~5.15 (日)ひろしま美術館(広島)
2022.7.2 (土)~9.4 (日)(予定)世田谷美術館(東京)で、開催の予定です。
又、こぐま社さんのスペシャルサイト
もありました。これ必見。面白い。知らないことだらけでした。展覧会のイベント情報もそこからリンクしていましたよ。
(久しぶりにブログを書いているので、上手くリンク出来ているかどうかわかりませんが、出来てなかったら、こぐま社 と検索してみて下さい。)
前回の続きから
『四、「絵本を読んでもらうことは、子どもにとって遊びなのです」』より~
この章の中で、例として取り上げられている本を先に、二冊紹介しておきます。
【絵本を読んで見立て遊び】
「こぐまちゃんとどうぶつえん」の中で、かばがうんちをするシーンがあります。
二歳児組のある園児が、お母さんにせがんで、動物園に行き、かばが、「うんち ぴっ ぴっ ぴっ 」をするまで、半日もかばの前に座っていたそうで、実際にそのシーンを見た時の感動が大変だったようです。
一歳児組では、絵本をトイレに持って走り、トイレの紙で、(絵本の中の)ぞうやかばのお尻を拭いて、新しい紙でそのうんちをつまみ、トイレで水を流してから、手を鼻に持っていき、「あ、くさい!」と言ったそうです。
三歳児組では、絵本の絵のうんちのにおいをかぐそうです。
絵本の絵を読み、見立て遊びをする。
実際の体験の積み重ねが、知的発達であり、大切なことだと言われます。
「なにをたべてきたの?」では、ぶたくんが石けんを食べるページで、何回読んでも、毎回、「石けん、たべられへん」と絵に向かって、教えるそうです。
長年、どの子も、同じようなことをするので、子どもの発達のひとつだそうです。
ぶたくんが、りんごやレモンを食べるページでは、絵本の中のりんごやレモンをつかみ、食べるマネをする。
一人の子どもが、前に出てきて、絵のりんごを食べようとすると、他の園児たちが、「それは、ぶうちゃんの!」と制止する。絵本を通して、自分と他人のものを区別していくそうです。
テレビのように動く映像より、絵本のように動かない映像のほうが、年齢が低い時ほど、子どもの心に訴える力が強いのではないだろうかと言われます。
佐藤先生は、子どもがいつも同じ絵本を読んでほしいと言って、おかあさんのところにいくと、他の本を持ってくるように言う人もあるけれど、子どもの発達だと思って、読んであげて下さいとお話です。
正直、えー、またー、もう飽きたよ~と思うほど、何度も何度も、同じ本を読みました。子どもは、繰り返しが本当に好きです。言葉遊びも、絵本も、何かハマった動作も、繰り返し、繰り返し… 。{しつこいなぁ~ }じゃないんですよね。(^_^;)
「なにをたべてきたの?」は、童話館の配本で、購入しました。
個人的には、あまり聞かない出版社(ちなみに、学生時代、書店のアルバイトをしていたので、出版社には案外詳しいです)で、書店の棚にあったとしたら、正直、手に取ったかどうかわかりません。読み聞かせをするうち、素敵な本だなぁ~と思うようになりました。
余計なものがないような…、シンプルで、単純で、色彩がスッキリした本です。
とても清潔感があり、白い石けんをイメージしたような… 。
その分、子どもの心に響くものがあるのかなぁ~。
うちの子も大好きな本でした。何度も読んで、ずいぶん傷んでいたような… 。
こういう気に入った本は、借りるより、手元に持っていたほうがいいような気がします。特に、年齢が低い時ほど、いつでも、何度も、手に取れる場所に本があるといいように思います。
続きは、又、追記します。(2022/08/11追記)
【「ねないこだれだ」の読みきかせ】
佐藤先生は、ご自身の保育園での講演会のみならず、他の幼稚園や会場にお出かけになり、講演や読み聞かせをなさっておられたようです。(どこかの会場の講演のビデオテープが手元にあります。友人がダビングしてくれたのですが、機材がなく、再生視聴出来ないのが残念です。)
色々な講演会で、読み聞かせをしている時の子ども達の様子をお話です。
『ねないこだれだ』
「とけいが なります ボン ボン ボン」と読むと、
「おじさん(佐藤先生) 九時だよ」と教えてくれる。
確かに絵本の絵の時計は九時なので、あわててあと六つ「ボン ボン… 」と追加する。子供が絵をよく見ていることに、感心する。
「こんな じかんに おきているのは だれだ?」のところでは、
農村の子供たちは、夜、ネコの目が光っていたという体験をもつので、「ねこだ ねこだ」と声をあげる。
又、保育園の子供たちは、このフレーズで、三歳児が、「おい、みんな、ねろ!」と言うと、一、二歳の子供たちが、ごろんと寝てしまった。
このフレーズで、これだけの反響があるのです。
一歳の終わりから、(自分の)体験で読んでいくようなことをします。
「いえ いえ よなかは おばけのじかん」と、このページで、おばけが出てくると、
何歳児でも、「キャッ!」と喜ぶ。
一歳児は、怖がっているわけでもなく、手で顔を隠して、時々、手を上下に動かし、すき間からのぞいて、おばけを見ている。
二歳児は、「キャッ!」と言うと、部屋の隅に走って行き、床にうつぶせで、顔を隠し、しばらくすると戻って、読み聞かせを聞き、又、おばけが出てくると、部屋の隅へと走って行く。
こうして絵本のセリフのタイミングを計りながら、絵本を楽しんでいるのだそうです。
170人という大人数での読み聞かせでは、1ページ読むごとに、170人の子供たちが、「ワァッ!」と歓声をあげ、後ろにひっくり返ることをくり返したそうです。
最初は、絵本の絵が見えないことを大変心配され、お断りされたようです。
しかし、いつもこの本を読んでもらっている子ども達が、文を聞くだけで、頭の中に、絵を思い浮かべ、人数に関係なく、色々な楽しみ方をしてくれて、佐藤先生は、本の嫌いな子はいないという確信を持つようになったそうです。
『おおきなかぶ』
「うんとこしょ、どっこいしょ」というところでは、
読む前から、体をゆすり、このフレーズを唱える。文にリズムのあるものは、体を動かさないではいられない。
これは、テレビを見るのとおなじで、絵本で遊ぶという事で、読んでもらっているうちに、テレビとは違う楽しみ方があるのをだんだん知っていくそうです。
「行儀よく静かに最後まで聞きなさい。」という大人の勝手な要求は、子どもの楽しみを奪ってしまうことで、「読んで!」と絵本を持ってくると、勉強でなく、遊びと思って、子どもにつきあってほしいと仰せです。
リズム感のある文って、子どもは好きですね。スーパーで大根を見ても、公園の砂場でも、♪うんとこしょ、どっこいしょ♪ わざわざこのセリフを口にして。
続くー⑦